
今日の日本株は強いです。 ただ、私はこれを「日本株全体が強気に戻った」とは見ていません。 今日の本質は、 NVIDIA決算をきっかけに、AI・半導体大型株へ資金が一気に戻った日 だと思います。 特に目立つのは、ソフトバンクグループ(9984)です。 ARM高、NVIDIA決算、AI投資継続期待。 この3つが重なって、ソフトバンクグループ(9984)は一気に指数の主役になりました。 ここで大事なのは、ソフトバンクグループ(9984)が上がったこと自体ではありません。 重要なのは、この買いがどこまで広がるかです。 NVIDIAの決算はかなり強い内容でした。 売上高は816億ドル、前年比85%増。 次の四半期見通しも910億ドル。 少なくとも数字の上では、AIインフラ投資が急に止まったとは言いにくい。 だから米国でARMが買われ、SOXも強くなり、 その流れが日本ではソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)に波及した。 ここまでは自然です。 ただし、私は今日の上昇をまだ全面的には信用していません。 理由は、今日の相場がかなり指数寄与度の高い銘柄に寄っているからです。 日経平均は、ソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)のような値がさ株が強いと、一気に明るく見えます。 でも、指数が強いことと、市場全体に資金が広がっていることは別です。 今日の相場で確認したいのは3つです。 1つ目は、ソフトバンクグループ(9984)の買いが一日で終わるかどうか。 ストップ高級の動きはインパクトがありますが、こういう日は短期資金も入りやすい。 明日以降も高値圏を維持できるなら、AI資産への再評価として見られます。 逆に、明日すぐに値を消すなら、今日はNVIDIA決算を材料にした短期の買い戻しだった可能性が高い。 2つ目は、東京エレクトロン(8035)とアドバンテスト(6857)です。 この2銘柄が崩れないなら、半導体設備・検査装置まで資金が戻っていると見ていい。 特にアドバンテスト(6857)は、AI半導体の検査需要をどう織り込むかを見る上でかなり重要です。 3つ目は、イビデン(4062)など周辺銘柄への広がりです。 本当に半導体相場が戻る時は、主力だけでなく、基板、電子部品、素材寄りの銘柄にも資金が回ります。 ここまで買いが広がれば、今日の動きは少し信頼度が上がります。 逆に、ソフトバンクグループ(9984)だけが強く、 東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、イビデン(4062)が続かないなら、 これはAI相場の再始動というより、指数寄与銘柄の個別材料相場に近い。 私の見方はこうです。 今日の日本株は強い。 でも、強いのは日本株全体ではなく、 AI・半導体大型株に集中したリスクオンです。 ここを間違えると、指数の上昇に引っ張られて、相場全体が強くなったように見えてしまう。 こういう日は、正直かなり判断が難しいです。指数は派手に上がるのに、中身を見ると資金がかなり偏っていることがあるからです。 来週前半まで続くかどうかは、明日以降の動きでかなり見えてきます。 私が見るポイントはシンプルです。 ソフトバンクグループ(9984)が高値圏を維持するか。 東京エレクトロン(8035)とアドバンテスト(6857)が続くか。 イビデン(4062)など周辺まで買いが広がるか。 そして、TOPIX側の大型株にも資金が残るか。 この4つがそろえば、AI・半導体主導の戻りは来週前半まで続く可能性があります。 逆に、明日以降にソフトバンクグループ(9984)だけが失速し、半導体設備株も伸びないなら、 今日の急騰は「NVIDIA決算後の一時的な買い戻し」で終わる可能性が高い。 今日の結論です。 日本株は強く見えます。 ただし、今見るべきなのは日経平均の上げ幅ではありません。 見るべきなのは、 AI・半導体に戻った資金が、主力株から周辺株へ広がるかどうかです。 ここが広がれば、相場はもう少し続く。 広がらなければ、今日の強さはかなり短命になると思います。 売買推奨ではありません。 今日の相場は、買うか売るかよりも、 NVIDIA決算後の資金の流れを確認する局面だと見ています。























